ロス削減市場について

「食品ロス削減市場」とはどんなサイト?



サイトの概要

食品ロス削減を目指すためのプラットフォーム

「食品ロス削減市場」は、その名の通り食品ロスを削減する事を目的に作られたECサイトです。出品されている物のほとんどは、賞味期限切れ・賞味期限切迫・外装破損・廃業流出・過剰在庫など、様々な理由で廃棄されそうになった商品です。しかし、それらの商品はまだ食べられる物ばかりで、廃棄するのは実にもったいない話です!

また、廃棄しない努力をするにしても、ほとんどの既存ECサイトでは、出店者向けのガイドラインで賞味期限切れの商品は固く禁じられており、なかなか売り先を見つけられないのが現状です。

それならばいっその事、本来なら廃棄されてしまう食品を再流通させるための専門サイトを立ち上げよう!という事でできたのが「食品ロス削減市場」なのです。

ユーザー様にとっても、通常よりも安く購入できるだけでなく、購入する事で食品ロス削減に一役買う事ができるため、商品の価値以上の満足感を味わっていただける事と思います。


一般的なショッピングサイトとの違い

このように「食品ロス削減市場」は、少しでも食品ロスを削減する事を目的としている性質上、必ずしもユーザー様がお探しの商品が見つかるとは限りません。廃棄されそうな食品が出た時に出品するため、正規品の様に安定的かつ潤沢な数量の供給ができず、すぐに在庫切れになってしまう事が多々あります。

また、品揃えも大手サイトには遠く及びませんが、少しずつアイテム数を増やしていきたいと考えています。


購入をご希望の方

ワケあり理由をご理解の上でのご購入を!

「食品ロス削減市場」に出品されている商品は、個人・法人・団体を問わず、どんな方でもお買い求めいただく事ができます。

ただし、商品タイトルや詳細説明などをよくお読みいただき、充分ご理解の上でのご購入をお願いいたします。特に賞味期限切れ商品につきまして、安全に食べられる事は出品前に確認しておりますが、味や食感については感じ方に個人差があるため、それらを保証するものではございません。



会員登録する?しない?

ECサイトの多くは、商品を購入する際に会員登録が必要な仕様になっていますが、「食品ロス削減市場」では、会員登録は任意となっております。

登録するアドレスやパスワードの管理が面倒な方、登録するほどの利用頻度ではない方などは、会員登録する事なく商品をご購入いただけます。また、頻繁にご購入いただける方は、会員登録する事によって2回目以降の入力項目を省略する事ができます。

お好みの方法でお買い物をお楽しみください。

また、企業や学校、その他の組織を対象とした「SDGs推進型福利厚生プログラム」の会員になると、サイト内の表示価格よりさらなる優待価格でお買い求めいただけます。詳しくは福利厚生プログラムのページをお読みください。




私たちの想い



食品ロスについて

私たちが繰り返す2重の無駄

今、世界中で問題になっている食品ロス問題。日本でも以前より問題視されていたものの、目立って大きな動きはみられませんでしたが、ここ数年でようやく解決に向けてのムーブメントが起き始めた段階です。ただし、世界的にみるとまだまだ遅れを取っているのが現状であり、改善の余地は相当大きいと予想されています。

農林水産省が算出した食品ロスの推計は、次の通りです。


この数字は、あくまでも可食部分と考えられる廃棄物の量であり、食品廃棄物全体では有価物を除いても1,500万トンを超えます。また、国内で収穫される野菜に着目すると、年間収穫量約1,300万トンのうち、「形が悪い」「傷がついている」など、いわゆる「規格外」が約200万トンと言われています。中には何らかの形で活用されている物もありますが、多くは廃棄処分されています。これは上の表には含まれておらず、水産物なども含めると想像を絶する膨大な量が廃棄されている事になります。

さらに、これらの食品廃棄物を焼却するためだけに年間8,000億~1兆円もの税金が使われています。このように、私たちは食品・税金の「2重の無駄」を繰り返しているのです。


小売業界に蔓延する「3分の1ルール」

皆様は「3分の1ルール」という言葉を聞いた事があるでしょうか。これは法的拘束力はなく、あくまでも小売業界で長年にわたって蔓延している、いわば暗黙のルールです。これは、製造された日から賞味期限までの期間を3分割し、最初の1/3の間に出荷して店頭に並び、次の1/3のうちに販売する。それまでに売れなかった場合は、残りの1/3の期間を残した状態で製造元などに返品されます。

つまり、品質に全く問題なく期限も残っているにも関わらず、返品・廃棄されているのです。皆様はこれについてどう思いますか?多くの方は、非常にもったいないと思う事でしょう。最近はこういった廃棄寸前の商品を引き取って販売し、ロス削減に取り組む店舗も現れ始めました。


小売業界特有の「3分の1ルール」

箱が傷ついてもアウト

ご承知の通り、大抵の商品は出荷の際はダンボール箱に詰めて配送されます。しかし、場合によっては、この梱包材であるダンボール箱が傷ついただけでも中身を全て廃棄する事が多いという事実はそれほど知られていないでしょう。これは食品だけに限らず、家電製品や日用品でも同様です。商品には全く傷ついていないのにこのような事が繰り返されている背景には、日本人の国民性にも理由がありそうです。

世界有数の先進国に成長した我が国は、高品質・サービス向上などを追い求める余りにその本質を見失い、商品本来の価値をないがしろにしてしまっているのかも知れません。


生産・収穫段階での食品ロス

流通・消費段階での食品ロスは前述の通りですが、それ以外にも生産・収穫段階でのロスも膨大な量となっています。

例えば、農業では曲がってしまって形の悪いキュウリ、いびつな形になったトマトなどは、いわゆる「規格外品」として出荷できなかったり、収穫間際で台風などで落ちてしまった果実なども廃棄されるケースが多く、また漁業では、大きさが規格外であったり、調理すると美味しいのに知名度が低く出荷できない場合もあります。この場合は食品ロスという問題以外にも、大切な小さな命が無駄に失われるという問題でもあります。

こういったロスにより、本来なら収入源になるはずのものを断腸の思いで廃棄する事により、生産者の疲弊につながります。

私たちは将来的に、こういった生産・収穫段階でのロスも少しでも減らし、流通させられたらと考えています。


生産者支援について

生産者支援は私たちの未来を守る

以上のように生産者の方々が疲弊していくという事は、将来の私たちの食生活を左右する問題です。もしかしたら、こういう言い方は大袈裟だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。

例えば、米農家や漁師が疲弊した結果、廃業に追い込まれ、従事する人口が減少してしまうと、当然、米・魚の収穫(収獲)量も減少し、それに伴い価格が高騰します。そうなると、一般家庭では米や魚が日常の食事としては手が出ない高級食材になってしまうかもしれません。

私たちがスーパーやコンビニで購入している食品の裏側には、例外なく生産者が存在するのです。この生産者が減少またはいなくなると食品の価格が高騰、最悪の場合は入手する事さえ困難になる事は当然ですよね。

全ての消費者が購入・消費するうえで、ほんの僅かな努力・工夫をする事により、生産者の収入が増えて豊かになります。生産者が豊かになり、農業・漁業などは高収入が期待されると認識されれば後継者不足の解消や就農促進にもつながります。つまり、私たちの食卓事情が安定するという事なのです。


SDGsへの取り組み

SDGsってなに?

SDGs(エスディージーズ)は「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳します。SDGsは国連が2016年から2030年までの15年間で世界が達成するべきゴールを表したもので17項目の目標と169のターゲットからなります。2015年9月、ニューヨークの国連本部で「国連持続可能な開発サミット」が開催され、SDGsを中心とした「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。

外部リンク:外務省ホームページ「SDGsとは?」


私たちの取り組み

私たちは当サイトを通じて、目標12「つくる責任つかう責任」の第3項「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。」を目指すとともに、サイト上での「まとめ売り」「過剰包装抑制」により、第5項「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」も目指します。


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